ソニックドリル工法とは

高速掘削による工期短縮
ソニックドリル工法は、従来のビットの回転力と押し付け力で切削破砕していくロータリー工法と比べ圧倒的な掘削時間の短縮を図れると共に、打撃エネルギーにより地盤を破砕・掘削するパーカッション工法と比べても 掘削時間を大幅に短縮します。
また、ソニックドリル工法は、地中熱の採熱孔工事において、一般のロータリーバイブレーション工法を含む他工法に比べ地質にかかわらず掘削深度 100mのボアホールを確実に構築することができます。

高速掘削による工期短縮
ソニックドリル工法は、従来のビットの回転力と押し付け力で切削破砕していくロータリー工法と比べ掘削費の大幅なコスト削減を、打撃エネルギーにより地盤を破砕・掘削するパーカッション工法と比べても、高い掘削性能によりコスト削減を可能とします。

高速掘削による工期短縮
ビットの回転力と強力なバイブレーション力で掘削していくソニックドリル工法は、打撃エネルギーにより地盤を破砕・掘削するパーカッション工法と比べて低騒音を確保します。

高速掘削による工期短縮
ボーリング工事では、ビット・ロッドの冷却、ビット内のスライム(掘りくず)洗浄、孔壁の崩壊を防ぐために、主にベントナイトを用いた濁水を循環水として使用しています。
ソニックドリル工法では、「高周波振動による孔壁の圧密効果」と「ビット径とロッド径の最小化(約10mm程度)」により、孔壁を安定した状態とすることができます。
これにより、掘削深度が100m程度となる地中熱の採熱孔工事においても、濁水ではなく、原則として「清水」を循環水として採用することが可能です。

「清水」を循環水として用いるメリット
  • 泥水処理時において、産業廃棄物の排出量を削減します。
  • 孔壁面にベントナイト膜が形成されないため、地下水の流れを妨げることなく、ボアホール内での熱交換を円滑に行うことができます。
  • 地下水の円滑な流れは、地中熱利用により還元される局地的な地中の高温および冷温領域の集中を緩和しやすくなります。

高速掘削による工期短縮
ソニックドリル工法では、「バランス掘削方法」と「ビット径とロッド径の最小化(約10mm程度)」の相乗効果により、方向修正用掘削装置を装備しない場合でも高い垂直性をえることができます。